はじめに
宝塚を観ているうちに、
「このスターさんをもっと応援したい!」
と思うようになる人は多いはず。
でもそのときに出てくるのが
「会」って何?
という疑問。
「好きなスターさんができたけど、個人のファンクラブってあるの?」
と思う人も多いと思います。
この記事では、宝塚ファン歴10年の私が
宝塚の「会」について超初心者向けにわかりやすく解説します!
「会」ってなに?
- 「会」とは、特定のスターさんを応援する私設のファンクラブ のこと
- 宝塚歌劇団が公式に運営しているものではない
- ファンの人たちが中心になって運営しているグループ
- 宝塚独特の文化で、他の芸能人のファンクラブとは少し違うところが多い
- 全てのスターさんに会があるわけではない(娘役さんはトップ娘役以外、会はないことがほとんど)
会に入るとどんなことができるの?
- お茶会や集いなど、スターさんと交流できるイベントに参加できる
- 会報や写真がもらえることもある
- チケットをお願いできることがある(ただし必ず取れるわけではない)
- スターさんのオリジナルグッズが購入できる
入り待ち・出待ちの現状(2025年現在)
以前は、会に入ると
「入り待ち」や「出待ち」と呼ばれる劇場前での応援活動が盛んでした。
- スターさんが劇場に入るとき、出るときに「おはようございます」「お疲れさまでした」と声をかけたり、手を振ったりする
- 会ごとに整列する文化があった
- スターさんが劇場に入るとき、出るときに「おはようございます」「お疲れさまでした」と声をかけたり、手紙を渡したりする
しかし コロナ禍以降、入り待ち・出待ちはすべてストップ。
2025年現在も、以前のようには戻っていません。
- スターさんによっては、まったく入り出待ちが行われないケースもある
- イベントとしてたまに実施する会もあるが、全員参加できるとは限らない
- 完全に復活するかはまだ不透明
入り出待ち目当てで入会する場合は、現状をよく確認するのがおすすめです!
会にまつわるルール
宝塚の「会」には、独特のルールやマナーがあります。
- 他のスターさんの会との掛け持ちは厳禁
→ 同時に複数の贔屓を応援するのは基本的にNG。
会を移るときも気をつかう文化があります。 - 会のことは公に話さないのが基本
→ 会の内情や細かいルール、運営の話をSNSやブログなどに書くのはタブー。
「会員同士だけの秘密」という考え方が強いです。 - チケットの取次結果について
→ 基本的に用意ができない場合、3日前までに連絡が来る仕組みの会が多いです。
→ 取次基準は、基本的に会への貢献順となることがほとんどです。
(例:チケットの申し込み枚数、グッズ購入金額、サポート代の金額など)
会のスタッフさんとは?
- 会のスタッフさんは、大体はファンの有志で構成され、会の運営をサポートする方たちです。
- 基本的には無給のボランティアになります。
- 会員の手続きや、お茶会の受付、チケットの管理など、細かい作業を担当しています。
- その会を取りまとめるリーダーのことを**「代表」さん**と呼びます。
スタッフさんはファン同士だからこそ、会員の気持ちをよく理解していて、とても頼りになる存在です。
サポート代ってなに?
宝塚の「会」では、時々「サポート代」という言葉を耳にします。
- サポート代とは、スターさんの活動を応援するために任意で渡すお金のこと
- 会費とは別に集められることが多い
- 金額は決まっていないことが多く、自分の無理のない範囲で支払う
- チケットの取次での優先順位に影響する場合もある
あくまで「応援の気持ち」として考える人が多いのが現状です。
会費の目安
- 会費はだいたい5,000円から8,000円くらいが多い
- 会によって金額や集金の方法は異なる
- 別途イベント費用やグッズ代がかかる場合もある
会のメリット
- 贔屓を近くで応援できる
- 同じスターを応援する仲間ができる
- 入り出待ちができる可能性がある(ただし現在は不定期)
- チケットのチャンスが増えることも
- 会報や写真が届くのが楽しみになる
会のデメリット
- 会費がかかる(目安は5,000円〜8,000円程度)
- 会ごとにルールがあり、少し厳しい場合もある
- 人間関係に気を遣うことがある
- 他スターさんの会と掛け持ちできない
- 入り出待ちが2025年現在はほぼ行われていない
- 退団後に会が解散することが多いので寂しさがある
どうやって入るの?
- 劇場前でスタッフさんに声をかける
- お茶会に参加して入会する
- ファンクラブに入りたいと、贔屓のスターさんに手紙を書く
→ 手紙の中で「○○さんのファンクラブに入りたいです」と書くと、会の方から連絡をもらえることもあります。
いきなり入るのが不安な場合は、まずはお茶会だけ参加して雰囲気を見てみるのがおすすめです。
こんな人におすすめ
- 贔屓をもっと近くで応援したい人
- 贔屓のグッズが欲しい人
- 同じスターのファン仲間を作りたい人
- チケットのチャンスを増やしたい人
最後に
宝塚の「会」は、贔屓を応援するための特別な場所。
でも、メリットもデメリットもあるので、
焦らず、よく考えてから入るのがおすすめです!
もし迷っている人がいたら、まずはお茶会だけ参加してみるのもひとつの手ですよ。
